2020年6月23日火曜日

「今の心・・・念」4年 神崎大雅





「今の心・・・念」 
経営学部4年神崎大雅(大阪桐蔭高校)
 
 
こんにちは。
今回ブログを担当します、経営学部公共経営学科4年の神崎大雅です。
 
初めに新型コロナウイルス感染症に対して最前線で対処してくださる医療関係者の皆様に心からお礼を申し上げます。
 
早いものでこれが最後の部員ブログとなりました。
サッカーとは15年間の付き合いで、私の人生の一部として当たり前の存在であり、やめようと思ったこともありませんでした。今までならカテゴリーが変わるだけでサッカーを続けることを考え、常にサッカーを中心とした生活を送ってきましたが、大学4年生になった今、自分の将来について現実と向き合う時がきました。
 
「サッカーを続けるのか、はたまたサッカーをやめ一般企業に就職するのか」
 
これは私にとって究極の二択です。

プロという形でサッカーを続けられるのが一番嬉しいことですが、明治大学体育会サッカー部はそこだけを追求している部活ではありません。 

人との繋がりの中でどのようにして人間形成を行っていくか、一人の人間としての価値をどのように高めていくかを、サッカーを通して日々追求している組織なのです。大好きなサッカーでも時として挫折や苦しみを感じる時があります。そんな時、自分と向き合うことなく原因を他者に向けることで現実逃避したくなるときもありました。 

しかし、この組織に入ってそんなことしていても何も残らないということを学びました。問題に真正面からぶつかり、悩み苦しんで、様々な人との関わりの中で自分の力で道を切り開き、その道を自分の色にしていけるかがとても大切なのです。
 
 
【桜梅桃李(おうばいとうり)】

これは私の大好きな言葉であり、最近良くこの言葉を思い出します。 

「桜」「梅」「桃」「李」 この4種類の木は、おたがいに近い仲間ですが、花の咲く時期や形、香りも異なります。しかし、それぞれに綺麗な花が咲くという共通点を持っています。転じて、人間の人生においても、各々がありのままの姿で自分の人生を生き抜くことで、人生の花を咲かせ実を結ぶことができるという意味が「桜梅桃李」という言葉には込められています。桜は桜らしく、梅は梅らしく・・・、それぞれにしかない良さがあります。
桃が「李になりたい」と思っても、李にはなれません。桃として、堂々と桃の人生を生き抜くからこそ咲いた花は綺麗なのです。
自分に自信がなくなったとき、つい他人と比べて意味も無く落ち込んでしまい、自分の存在を自分で否定しまう。しかし、誰にでも良いところもあれば短所もあります。

自分にしかない良さを満開に咲かせることだけに集中することで、他人には無い「唯一無二の存在価値」を示すことができるのです。 

就活においてはひと段落しましたが、ここからは学生生活最後のサッカーとどう向き合い、長年のサッカー人生の集大成をどのように創り上げるのかが残っています。

どんな状況でもチャレンジすることを忘れずに、雑草魂を持って前に前に進んでいく。 

そして、偉大な先輩方が築き上げてきた歴史と伝統を持つ明治大学体育会サッカー部の一員であることの誇りを胸に、仲間と私を支えてくれた全ての人たちのために全身全霊をかけて闘うこと。悩んで、もがいて、考えてきたことを「今の心」に集約し、執念を持って自分らしい花を満開に咲かせられるように努力を続けていきます。
 
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも明治大学体育会サッカー部の応援よろしくお願い致します。
 
次回の4年生部員ブログ担当は坂本亘基です。
日頃からみんなを笑顔にするチームのムードメーカーです。サッカーでは華麗なテクニックで相手を翻弄しチャンスメイクできる技巧派MFです。

次回も是非ご覧ください。


【過去の部員ブログ】


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