2020年10月30日金曜日

「選手たちへ」3年 野島風菜



「選手たちへ」
3年 野島風菜(明大明治高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、政治経済学部政治学科3年マネージャーの野島風菜です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い医療従事者の皆様をはじめとする関係者の方々、また、関東大学リーグ戦をはじめ、大学サッカーの開催にあたりご尽力頂いている全ての皆様に深く御礼申し上げます。


今回のブログは、今の私の想いを素直に書きたいと思います。


ここ最近「マネージャーをやっていて嬉しいことは何?」と何度か質問される機会がありました。試合に勝つこと、タイトルを獲得することは、言うまでもなくこの上なく嬉しいことですし、入部してから何度もその感動の瞬間に立ち合えたことは本当に幸せです。 

でも、その時に私の頭に浮かんできたのは選手たちの日々の姿でした。


セカンドチームで必死に頑張っていた選手がTOPチームに上がった時、

怪我で懸命にリハビリをしていた選手が復帰した時、

いつも怒られていた選手が監督やコーチに褒められていた時、

公式戦デビューやメンバーに追加登録された時など、

選手の努力がどこかの瞬間で報われた光景なのです。


いつも一番近くで見ているからこそ、結果だけではなく、その過程におけるひとつひとつが私にとって大切な出来事です。小さな積み重ねがいつか大きな力となる、そんな瞬間をこれからも見届けていきたいです。



さて、今回はそんな幸せや喜びをくれる選手たちに、普段はなかなか伝えることが出来ないので、メッセージを書かせてもらおうと思います。




1年生へ

大変な年に入部して、今までの先輩たちとは違った苦労や不安が沢山あったのではないでしょうか。ルーキーイヤーならではの初々しい姿を、マネ日記などを通してご家族やファンの方にお伝え出来る機会も少なく、残念で申し訳なく思っています。大きな体をかがめて食器洗いや洗濯をする姿もすっかり板について、サッカー、仕事、勉強と、何事にも毎日奮闘している1年生。その中でも先輩たちにも劣らないオーラがあり、頼もしさを感じます。キラキラに輝く皆の今後の活躍がとても楽しみです!


2年生へ

気遣いが出来て心優しい2年生。

仲が良くそれぞれ個性もあって、元気な皆の様子をいつも微笑ましく見させてもらっています。マネージャーのお手伝いも沢山してくれてありがとう。力を合わせて大変だった仕事も乗り越えてきたからこそ、これからは自分の時間を大切にしながら、大好きなサッカーを頑張っていって欲しいなと思います。来年は皆のその明るさと真っ直ぐな姿勢で、上級生としてチームを支えて下さい。頼りにしています!


3年生へ

同期はやっぱり大切で特別な存在です。

皆の努力している姿、サッカーと真摯に向き合う姿、時にはふざけてバカなことをしている姿、様々な瞬間を見られることが私の原動力になっています。日に日に逞しくなっていく皆に私も負けないように頑張ります。来年はいよいよ4年生。色々と大変なことがあると思いますが、最高のシーズンに出来るように全員で助け合っていきましょう。そして楽しみましょう!

いつも本当にありがとう!


最後に4年生へ

気が付けば一緒に活動できる時間も残りわずか、もうすぐカウントダウンが始まってしまいます。ラストシーズンがこのような状況になり、一番悔しくて辛いのは自分たちのはずなのに、後輩たちをどんな時も大きな背中で引っ張ってくれました。4年生の姿はやはり明治の象徴です。いつも優しくてかっこいい先輩方に、私は今まで何度も助けて頂きました。感謝しかありません。最高の笑顔を最後に見たいです!これからの11日を大切にしながら、最後の日までしっかりと4年生の姿を目に焼き付けます!




そして、私も来年は最上級生となります。

自分がこのチームにいる意味、仕事の取り組み方を改めて考えていかなければなりません。今まで先輩方が築き上げてきたことを受け継ぎながら、新しいことにもチャレンジ出来たらと考えています。

現在、私は入部してから選手たちの食事の様子を見て興味を持ったことがきっかけで、「アスリートと食」について勉強しています。先日アスリートフードマイスターの資格も取得しました。更に知識を深め、それをいつか選手たちにも還元出来たらいいなと思っています。



残りわずかな今シーズン、チームのために全力を尽くします。

今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。



次回の3年生部員ブログ担当は、先輩、後輩、同期、誰からも愛されるいつも明るくて笑顔が素敵な東山直樹です⭐︎

最近は特に、上級生としてピッチ内外で責任感ある行動が見られ、頼もしい姿に嬉しさを感じています。優しくてお茶目な彼から、私もいつも沢山元気をもらっています!

彼らしい素敵なブログを書いてくれるはずです!ぜひ楽しみにしていて下さい♪



拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。


【過去の記事】

「決意」 1年 野島風菜

「想いは届く」 2年 野島風菜



2020年10月27日火曜日

「乗り越えた先にしかない景色へ」4年 堀莉彩子




「乗り越えた先にしかない景色へ」4 堀莉彩子


こんにちは!

今回、部員ブログを担当させていただきます政治経済学部経済学科4年マネージャーの堀莉彩子です。


2020年も残り約2ヶ月。

誰もが同じ思いを抱えているかと思いますが、理想と現実がかけ離れ続けた1年になっているなと感じています。

「ラストシーズン」

学生最後の1年にかける想いは選手と同じように、私自身とても強いものがありました。


マネージャーには4年生にならなければできないことが沢山あります。

語弊がある表現かも知れませんが、大事な仕事を行うのは全て4年生マネージャー。

例えばアミノバイタルカップ、総理大臣杯への帯同。主要大会のモチベーションビデオ作成など。

13年生の間は自分で仕事を作り出さなければチームに直接的に関われる部分は少ないです。


自分が全くチームに関われないことが悔しくてこの3年間、私は必死に自分なりに出来ること考え探し出し行動してきました。


「チームのためになるなら嫌われてもいい」「やらない後悔よりやって後悔」

そんな言葉を胸に本当は弱気な自分を奮い立たせ続けていました。


4年生の立場になって考えてみると、迷惑をかけてしまったな、先輩方を悩ませてしまっただろうなと反省することが本当に沢山あります、、、

それでも何も言わずに見守ってくれた先輩方、同期後輩のみんなにこの場をお借りして、ごめんなさいとありがとうございますを伝えさせてください。


でもこの期間の必死さ、悔しさがあったからこそ、4年生は絶対に「一番」の年にしたいと思っていたし、歴代の先輩方に負けないチームになれたらいいなと思って2月の始動に挑みました。


始まってみると、最上級生の立場には想像以上の重圧や責任があり、自分では一生懸命やっていることが空回りしてしまうことも増え、思うようにはいかない日々が続きました。


そうこうしているうちに、コロナウイルスの流行により公式戦の延期、活動休止、夏の総理大臣杯中止。


活動が再開し、沢山の方々のご尽力のおかげでリーグ戦は開幕されましたが、無観客での開催で帯同人数は限られ、マネージャー日記の作成もビデオの撮影も思うようにはいきません。


次々に襲ってくる辛い現実。


マネージャーにできることの少なさ、自分の無力さを改めて実感するとともに

なんで私たちの代だけ?と、頑張ってきた3年間が全て無駄に思えて絶望的な気持ちになり苦しく、自分の存在が申し訳ないと感じるようになりました。

そして何よりそんな自分が情けなくて、サッカー部を辞めたいと思うようになりました。


この時期に迷惑や心配をかけてしまった人たちには本当に申し訳なかったなと思います。

でも、沢山話を聞いてくれた人、向き合ってくれた人、信じて応援してくれた人がいてくれて今は前向きな気持ちで部活動に取り組めています。ありがとう。


正直、まだこの苦しみを乗り越え切れていない自分もいます。

ですが最近、すべては「自分次第」だと覚悟を持てるようになりました。


どんなに「良い経験」をしていたとしても、自分がその価値に気がつけずに経験を「ただの出来事」にしてしまう可能性もある。

良いことも悪いことも起きたこと全てに「意味」を見出せるかどうかは自分次第だと思います。

自分次第なんてよく聞くありがちな言葉ですが、その言葉の意味をこの9ヶ月間、様々な感情と向き合い、考え続けたことで痛感した気がします。


だとしたら、今年ずっと感じてきた苦しみ、3年分の悔しさを「良い経験」にできる可能性があるのではないか。

それはやはり自分次第で、そのためには結果を求めて努力し続けるしかない。優勝という結果を得るしかない。

最後の1日まで自分の可能性を最大限信じ、真っ直ぐに勇気を持って行動し続けなければいけないと思わされます。


選手が言わないのにマネージャーの立場でネガティブな発言はするべきではないのかもしれないし、選手の方がこの思いを沢山抱えていることはわかっているけれど、

正直私は全てのことが、例年通りにいかないことが、心の底から悔しいし悲しいです。


でもだからこそ、「乗り越えた先にしかない未来」がきっとあると思うし、「優勝」という最高の瞬間をみんなと一緒に味わえるまで、自分にできることを120%で頑張り続けたいと思っています。


チームの「日本一」のために、マネージャーのみんなのために、私にできることなんて本当はないのかもしれないけれど、それでも頑張っていれば、向き合い続けていれば何かが得られると信じたいです。

コロナウイルス流行という未曾有の事態を経験したからこそ見られる景色があると信じたいです。


そして、世の中には私たちと同じように熱意を持って部活動に励む学生が沢山いて、コロナウイルスの影響で目指していた目標が途絶えてしまったり、叶わなくなってしまった人も沢山いると思います。

もちろん部活動に限った話ではありません。諦めざるを得なくなってしまったこと、形を変えなければならなくなったこと、本当にコロナウイルスは私たちの日常を変えてしまいました。


前向きに考えることや理想を持ち続けることの難しさを知った今だからこそ、夢を追い求め努力する全ての人々の想いが報われることを私は強く願っています。


そして、そのための勇気や希望をどんな状況でも日本一を目指し続ける明治大学体育会サッカー部の選手たちから感じてもらえれば嬉しいです。その姿を伝えられるマネージャーでいられるよう、今後も努力を続けていきます。


最後になりますが、いつも支えてくださる皆さま、応援してくださる皆さまに改めてお礼を伝えさせてください。

本当にいつもありがとうございます。


次の4年生の部員ブログ担当は持井響太くんです!集中応援のときには持井カメラマンとして「デジっち」を一緒に作ってくれたり、オススメイジの司会もやってくれたり、そして私の相談に乗ってくれたりと、

ノリが良くて優しい持井くんに助けられたこと、私は沢山あります!いつもありがとう!

そんな持井くんの部員ブログを昨年読んだ際、言葉から伝わる熱さ、想いに心が動かされたのを今でも覚えています。

今年もきっと、素敵な文章を書いてくれるはず!と私自身もとっても楽しみにしています。

次の部員ブログもぜひご覧ください!


そして今日1027日はTwitterでもご紹介していますが、キャプテン須貝くんのお誕生日です!昨年の結果を受け継ぐ難しさも重圧も、今までとは違う状況の苦しさも一番感じているのはきっと須貝くんだろうなと思います。それでも、活動休止期間にはみんなが前向きになれるようにと言葉をかけていたり、学生ミーティングを計画したりと、周りを見て全体をよく考えて行動を起こしていました。その姿に私はすごく影響を受けたし、須貝くんの優しさと強さは本当にすごいなと尊敬しています。努力が沢山花開く22歳になりますように!お誕生日おめでとう!


長いブログとなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。

今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。



Sky's The Limit1 堀莉彩子

「今の気持ち」2 堀莉彩子

2年前の今日」3 堀莉彩子

2020年10月23日金曜日

「序~視野と判断力と機動力と~」 1年 江口雄翔


「序~視野と判断力と機動力と~」

法学部法律学科1年 江口雄翔(桐朋高校)

 

こんにちは。

今回、部員ブログを担当させていただきます、法学部法律学科1年 マネージャーの江口雄翔です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、最前線で対応して下さっている医療従事者やその関係者をはじめとする、私たちの日々の生活を支えて下さっている皆様、そして、大学サッカー開催に際してご尽力して頂いている皆様に心から感謝申し上げます。

 


さて、私の1年次の部員ブログでは、今現在、私が考える、マネージャーに必要なことについて書いていこうと思う。私はマネージャーとしても、人間としても、まだまだ力不足で、未熟である。だからこそ、この場をお借りして、マネージャーに必要であることを文章化することを通じて、それを自分に落とし込みたいと思い、このテーマで部員ブログを書こうと考えた。

しかし、部の一員であることを自覚すること、自分の行動に対して責任を持つことなど、マネージャーに必要なことはたくさんあるため、その全てを文章化することは不可能に近い。

今回は私が考える、マネージャー実務を行う上で、最も必要とされることに照準を合わせて記していきたい。

少し長くなっていますが、最後まで読んでくださると、嬉しいです。

 

私が考える、マネージャー実務を行う上で、最も必要とされることは、

「広い視野をもって得た情報や今までの経験をもとに、素早く正確に物事を判断し、そのことを、機動力をもって行動に移すこと」

である。このことはマネージャー業務をする上で、全てのベースになるものであると考える。このことには、3つのポイントがある。


1つ目のポイントは、広い視野を持つことだ。広い視野をもって、誰が何をしているのか、何が起きているのかなどの様々な情報を一つでも多く得ることが必要である。

2つ目のポイントは、判断力だ。広い視野をもって得た情報やこれまでの経験をもとに、事象に対して、思考し、判断を下していくことが必要である。

3つ目のポイントは、機動力だ。機動力とは何か。ここで言う私が考える機動力とは、「判断→行動(実行)」の「→」の部分である。この部分に注目する人はあまり多くないのではないかと私は考える。しかし、思いの外、この部分は大事である。判断するだけではいけない。判断しただけでは、ただの自己満足である。判断しただけでは自分の内部の出来事に過ぎないのだ。判断したことを素早く行動に移す(「→」の部分)、その機動力が必要である。

 

なぜ、このことが必要なのか。それは、マネージャーは毎回、様々な状況、分岐点に直面するからだ。ボトルの水が不足した、選手が怪我をしたなどの様々な状況、分岐点に置かれたときに、迷っている暇はない。選手を支えるために、部を支えるために、どのような状況に置かれても、「広い視野をもって得た情報や今までの経験をもとに、素早く正確に物事を判断し、そのことを、機動力をもって行動に移すこと」が必要である。

 

ここまで、私が考える、マネージャー実務を行う上で、最も必要とされることについて記してきた。ただ、よく考えてみると、このことはマネージャーだけに必要なことではない。人間にとって必要なことではないのか。マネージャーと同様、人間は生きていく上で、たくさんの分岐点に直面する。その分岐点の大小に関わらず、人間は分岐点で判断し、行動しなければならない。逃げることはできないのだ。それゆえ、「広い視野をもって得た情報や今までの経験をもとに、素早く正確に物事を判断し、そのことを、機動力をもって行動に移すこと」は人間にとって、必要なことであると言うことができるだろう。

 

以上、私が考える、マネージャー実務を行う上で、最も必要とされること、そして、人間にとって必要なことについて記してきた。

冒頭でも同じようなことを記したが、私はマネージャーとしても、人間としても、まだまだ力不足で、未熟である。まずはここに記したことである、「広い視野をもって得た情報や今までの経験をもとに、素早く正確に物事を判断し、そのことを、機動力をもって行動に移すこと」を意識して、これからの活動に臨んでいきたい。きっと、この意識は自分の成長に繋がり、チームにとって、プラスになるはずだ。


マネージャーとして、そして、人間として成長できるように、これから4年間、一つ一つのことに向き合っていきたい。

 

 

次回の1年生部員ブログの担当は、成立学園高校出身の山部ちひろです。私と同じ1年生マネージャーです。彼女はきっと、この部員ブログに現在感じていることを素直に綴ってくれるだろうと思います。次回の部員ブログも是非、ご覧ください。

 

拙い文章でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


 

2020年10月20日火曜日

「人間万事塞翁が馬」 2年 森喜紀


「人間万事塞翁が馬」

政治経済学部2年 森喜紀 (埼玉県立浦和西高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます政治経済学部経済学科2年の森喜紀です。



まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療現場の最前線で対処をしている医療従事者を始めとする関係者の方々、関東大学サッカーリーグ開催にあたり尽力頂いている全ての皆様に、心から感謝申し上げます。


さて、今年も残すところあと1ヶ月半となりました。私が明治大学体育会サッカー部に入部してから早いもので2年目が終わろうとしています。今思うこと、自分のことについて少し話したいと思います。

「人間万事塞翁が馬」

これは私が好きな言葉の一つです。皆さんも一度は聞いたことがある言葉かもしれません。タイトルでもあるので少し紹介したいと思います。


この言葉は故事成語です。由来は、中国前漢時代、国境の砦付近に住む老爺が馬を飼っていました。

その馬が、ある日逃げ出してしまい、近所の人々は老爺のところに慰めに来ました。しかし、その老爺は「この災難が幸福になるかもしれないよ」と言いました。すると、逃げた馬が野生の駿馬を連れて帰って来たのです。

近所の人々が老爺のところにお祝いに来たところ、今度は「この幸福が災難になるかもしれないよ」と言いました。すると、その野生の馬に乗っていた息子が落馬をし、骨折をしてしまいました。

近所の人々がお見舞いしに来たところ、老爺はまた「この災難が幸福になるかもしれないよ」と言いました。するとその後、暮らしている地域でも戦が始まり、若者は駆り出されることになりました。しかし、足を怪我していた息子は、その戦の徴兵を免れました。


何が言いたいかというと、人生の幸、不幸は誰にも分からないということです。その時の状況や変化に一喜一憂することなく、その後に起こ得ることも考え、行動することがとても大事です。正直、この物語の中で老爺は一般的に、もしくはは近所の人々からしたら、少し捻くれ者かもしれません。しかし、冷静に物事を判断し何事にも動じないその態度は自分に欠けているところでもあり、学ばなければならないところでもあると思います。

この言葉は、中学生の時に母が教えてくれました。母は国語の教師をしています。勉強が嫌いだった私は、よく母に怒られていました。それでもサッカーの試合には、仕事が忙しくても見に来てくれ、応援してくれました。昔から怪我が多く、心配ばかりかけていたし、悔しい思いもたくさんしてきました。そんな時に、この言葉に何度も救われたのを覚えています。大学でも怪我が多く、今年の6月にも左足腓骨骨折をしてしまい、約3週間入院をし、ようやくリハビリから復帰するところです。今思うと、怪我の後には必ず良いことが後に待っていました。そしていつも、自分のこととこの言葉をどこか照らし合わせて考えてしまいます。

この明治大学体育会サッカー部という誇りと伝統のある部の一員でいられること自体が幸福であると思います。

「こんなにチャンスがあるところはないし、それを掴むも逃すも自分次第、余計なプライドなど捨てた方がいい。自分と向き合い、自分を信じ、毎日毎日考え、追求すること。その覚悟とブレない心があれば自ずと成長する。」

だからこそ、プロに行っても即戦力になれるし、社会人になっても信頼されると思います。他人と比較することは時には大事であるが、自分の成長曲線は自分にしか描けないし、その軌道は人それぞれである。しかし、その軌道を上へ上へと伸ばせるかは自分次第だと思う。緩やかではなく急激な成長も必要である。その為には、自分の夢や目標をもっともっと貪欲に追い続けること。


来年はもう上級生です。

「明治での残りの日々も長いようで短い。立ち止まっている暇など無い。」

より一層の覚悟と自覚を持って取り組んでいきたいと思います。

この災難もいつかは幸福になると信じて頑張り続けるだけです。


拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次の2年生部員ブログの担当は、浜松開誠館高校出身の山田梨功です。

空中戦の強さとリーチを生かしたディフェンス力、正確なロングフィールドを駆使する闘志溢れるディフェンスリーダーです!

次回の部員ブログもお楽しみに!

【過去の記事】

「矢印の向き」 1年 森喜紀

2020年10月16日金曜日

「表現力」3年 西矢健人

 




「表現力」

商学部3 西矢健人(大阪桐蔭高校)



こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただく、商学部3年の西矢健人です。



まずはじめに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療従事者をはじめとする私たちの生活を支えて下さっている方々に深く御礼申し上げます。

また関東大学サッカーリーグ戦などの開催にあたり、ご尽力頂いている学連、流通経済大学の皆様、本当にありがとうございます。


2020年も残すところ約2ヶ月となり、早くも明治大学での3年目も終わりに差し掛かろうとしています。

この約2年半の月日の中で、明治大学体育会サッカー部の積み上げてきた伝統や歴史、責任を感じ多くのことを学んできました。そのことについては、皆部員ブログで述べているので、私が率直に思うこと、伝えたいことを書いていきたいと思います。


「表現力」

この言葉を聞いて、皆さんはどのような印象を持つのでしょうか。自分の考えや思いなどを言葉や、例えば音楽などで表現する力で、私にとってはフィギュアスケートやダンスなどに特に馴染みがある言葉であり、表現力と言われてサッカーに繋がるような考え方は正直ありませんでした。


しかし、明治大学体育会サッカー部に入り自分の中で変化がありました。栗田監督は、日々の練習や試合で「自分を表現しろ」と仰います。表現とは、とても曖昧でこれといったものはないと思います。だからこそ自分の腹におとし、深く考え、追及していく中でたくさんの気付きがありました。


まず、表現力とはサッカーだけでなくスポーツ全体において、心技体よりも下にあるべきベースの部分であると私は思います。特にプロスポーツ選手は、ファンやサポーター、スポンサーなどの応援してくれる人がいてこそ存在する職業です。ただ、上手かったり強かったりするだけでは、お金を払う価値や魅力はあるのでしょうか。11人の選手の、勝つためにピッチで全力で戦う姿、ピッチ上での喜怒哀楽、最後まで諦めずに戦う姿、もしくは自分の生活の為に戦う姿、全てがその選手の表現です。


見ている人が魅了されるのも、この選手を獲得したいと思うのも、監督が試合に使おうと思うのも、全部その選手から何か溢れ出るモノ、自分を表現する力の影響は必ずあるはずです。


結論、フィジカル、テクニック、メンタル、これら以上に自分自身を表現する力は大切なことだと感じています。


フィジカル、テクニック、メンタルは、すぐには大きな変化は出ないと思います。しかし、自分を表現する力は自分の意識や意欲、内に秘める野望、夢、目標への本気度が高ければ必ず滲み出てくるはずです。


自分には、特筆すべき武器がないと思う人もいるかも知れません。けれども、「自分を誰よりも表現する」強い意志があれば、例え下手くそだとしても、体が小さくても、ピッチで1番の輝きを放てるかもしれません。ナンバーワンの能力がなくても、自分を表現する方法次第ではオンリーワンな武器になるかもしれません。


自分の表現力でピッチ上の仲間が少しでもプラスに何か勇気や熱量を感じ、見ている人の胸を熱くさせるような存在になっていきたいです。


それが結果として、明治の勝利、自分自身のチャンスや運命、夢を掴むことに繋がるように、これからも自分自身の表現力をさらに高めていきます。



次の3年生担当は、いつも笑顔を絶やさずにチームの為に動いてくれるマネージャーの野島風菜です!

選手とはまた違った目線からの彼女のブログも楽しみにしていてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


【過去の記事】

「目に見えない部分」1年 西矢健人

貪欲に何かを求め続けなければ、目標を達成することはできない」 2年 西矢健人

2020年10月13日火曜日

「 更なる高みを目指して」4年 早川友基





「 更なる高みを目指して」4年 早川友基 (桐蔭学園高校出身)


今回部員ブログを担当させて頂きます経営学部経営学科4年の早川友基です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、医療従事者を始めとする関係者の方々、そして大学サッカー開催にあたって尽力頂いている全ての皆様に、心から感謝申し上げます。


明治大学でサッカーできるのもあっという間に残り4ヶ月となった。

明治大学に来て大きく成長させてもらった思う。

しかしまだまだ自分の課題は沢山ある。

プレー面に関して、無形の技術(質を高めるこだわり、安定感を高める信頼感、勝負を決めるメンタリティ)の3つを分析してみた。


まず1つ目は、プレーの質を高めるこだわりを持つこと。キャッチ、セービング、キックなど基本的なもの程集中してプレーすることが重要。GKは一つのミスが失点に繋がり、小さなミスも全体に影響してしまうと感じる。自分はどんな難しいボール処理も簡単にプレーしているように見せることにこだわりを持っている。


2つ目は、どんな状況でもチームを鼓舞し適切な指示で安心感を与える事。

これはコーチングや味方への伝え方であり、

特にチームが負けている時上手くいっていない時にポジティブな伝え方やチームのバランスを取る為にやらなくてはいけない。自分は最後尾からピッチを見えている為、的確にはっきりと伝える事を意識している。今も、状況や選手によって伝え方を工夫しないといけないと感じている。


3つ目は、メンタリティが勝敗に影響を与えるという事。

勝ちたいという気持ちを前面に出してプレーする選手、更に最後まで諦めずに戦う選手は相手にとって脅威となる。プロの試合でもスコアをひっくり返されている試合がある。


自分も負けてる試合などで、メンタルのブレがでたりする。日頃からチームに安定感や勢いをもたらす事が出来るように言動を考えていく。


課題は成長の伸びしろと考えて、ポジティブに捉えていきたい。今後、プロになって活躍する為にも、自分の弱みを少なく抑え強みを伸ばすように取り組んでいく。

その為には、常に自問自答し、考え、実行する事の繰り返しが重要だと感じている。自分のやってきた事に自信を持ち、常に上を目指して貪欲に日々努力していきたいと思う。

去年卒業した先輩達を見習い、良い結果を出せるように戦っていきたい。



長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。 今後も明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。


次回の4年生の部員ブログ担当はチームを支えてくれているマネージャーの堀莉彩子です。選手への気遣いや仕事の行動力が素晴らしく非常に頼もしいです!

是非、次回の部員ブログも読んでみて下さい!


【過去の部員ブログ】

明治のGKが求められるもの 1年 早川友基

「勝負へのこだわり」2年早川友基

「試合に出れる喜びを噛みしめろ」 3年 早川 友

2020年10月9日金曜日

「自分にとってサッカーとは」 1年 山崎稜介


「自分にとってサッカーとは」

政治経済学部経済学科 1年 山崎稜介(清水エスパルスユース)



こんにちは。

今回部員ブログを担当を担当させていただく、政治経済学部経済学科1年の山崎稜介です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止のために最善を尽くして下さっている医療従事者の皆様や、私たちがサッカーに取り組める環境を作るために尽力されている皆様に、心から感謝申し上げます。


私が明治大学体育会サッカー部に入部してから半年以上が過ぎた。入部してからのこの期間は、毎日の生活を通して自分に足りない物や自分の良い所を明確に知ることができ、多くの事に気づき、気づかされ、とても充実した日々を送れていると感じる。


ある日の練習で栗田監督が「たかがサッカー、されどサッカー」という言葉を仰った。私たちからサッカーを無くしてしまえば何も残らず、社会に出たらサッカーが上手いなんて何の関係もなく、1人の人間として周りと同じように評価される。社会の人たちからしたらサッカーなんて、そんなものである。もちろん、1人の人間として感謝したり、謙虚でいたりと、当たり前のことをできなければいけないが、でも私たちはサッカーが大好きで、多くの時間をサッカーに費やして、人生をかけてサッカーをしている。だからこそ、「たかがサッカー、されどサッカー」である。


私はこの話を聞いた時、この考えに強く共感したのと同時に、自分にとってサッカーとはどんな物なのかと考えた。大学生になっても今までと同じように、「ただ好きだから一生懸命頑張る」というサッカーに対する考え方は、甘いと感じた。サッカーには自分自身の人間性や人生を変えることのできる力があり、また、見ている人達に勇気や感動を与えることのできる大きな力もある。自分自身のサッカーに対する考え方が深くなれば、日常生活の言動、サッカーでの1つ1つのプレーの責任感などが変わってくると思う。それを踏まえた上で自分にとってサッカーとはどんな物なのかを、日々の生活の中でこれからも追求していき、強い人間(サッカー選手)になっていきたいと思う。


また、今ある環境を当たり前だと思わず、感謝の気持ちを常に忘れず、先輩方の姿を見て少しでも多くの事を吸収し、昨日より今日、今日より明日と、今の自分の課題に毎日全力で挑戦していく。


次回の部員ブログ1年生担当者は桐朋高校出身の江口雄翔です。

法学部所属ということで真面目な一面プラス、内に秘めた想いを素直に綴ってくれることでしょう。次回も是非ご覧下さい。


拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも明治大学体育会サッカー部の応援よろしくお願いいたします。


2020年10月6日火曜日

「10分」 2年 松原亘紀

「10分」

文学部2年 松原亘紀 (大津高校)

こんにちは。

今回部員ブログを担当させて頂きます文学部史学地理学科地理学専攻2年の松原亘紀です。



新型コロナウイルス感染症に対して最前線で対処してくださっている医療従事者を始めとする関係者の方々、そして関東大学サッカーリーグ開催にあたって尽力頂いている全ての皆様に、心から感謝申し上げます。



早くも明治大学体育会サッカー部に入部し、約1年半が経った。

気付けば私も先月20歳になり、成人としての自覚、責任を持って生きていかなければならない。


人生の節目ということでこれまでの人生の中から、死ぬまで絶対に忘れることのないであろう出来事について思い返してみる。


それは、2018年12月31日の全国高校サッカー選手権の初戦である。初の選手権の舞台は想像してたよりもずっと大きく、鳥肌が止まらなかった。試合開始のホイッスルが鳴り、試合が始まって間もなく右足から鈍い音が聞こえた。そして、幼い頃からの私の夢であった舞台は10分で幕を閉じた。その瞬間は生きてきた中で1番の絶望であり、後悔ばかりが残った。


当時はネガティブな思考でしか考えることが出来なかったが、今ではその経験も私の一つの財産である。


“あの10分を、それ以上のものを掴み取りたい”


この目標を達成するために、明治大学体育会サッカー部で多くのことを学び、日々精進していきたい。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回の2年生部員ブログ担当は、浦和西高校出身の森喜紀です。どの角度からでも強烈かつ正確無比なシュートを叩き込むFWです。驚くほど豪快なプレーである彼の部員ブログを是非楽しみにして下さい!

【過去の記事】

 「24時間をデザインする」 1年 松原亘紀

2020年10月2日金曜日

「繋翔」3年 杉浦文哉

 



「繋翔」

政治経済学部 3年 杉浦文哉(名古屋グランパスU-18)



こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただく、政治経済学部3年の杉浦文哉です。




まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療従事者を始めとする私たちの生活を支えてくださっている方々に深く御礼申し上げます。

また、毎週末試合の運営をしてくださっている、学連、流経大の皆様、本当にありがとうございます。



まとまりのない文章ですが、よろしくお願いします。





私も明治大学に入学して、早いもので2年半が経ちました。


2年半の時間を過ごす中で、感じてきた事、学んできた事は数え切れません。それらはこの明治大学体育会サッカー部の歴代の先輩方が守り、繋げてきた伝統でもあります。


そして、社会に出ていった先輩方の活躍によって、その伝統の素晴らしさは証明されています。



明治大学の強さはどこから来るのか。そもそも強いチームとは何なのか。今のチームの課題は何なのか。自分に足りないものは何か。そのような事を日々、部員が切磋琢磨し、己と葛藤を重ね、もがいている事が明治の強さに繋がっていると自分は感じます。目標や夢を持ち、それに向かって直向きに自分を磨く人間の集まりが強い集団を生むんだと確信を持って言うことができます。



毎年部員が卒業し、入学をするサイクルの中でそれらが薄れないのは上から下へ伝えられていくからです。4年間で授業や仕事、試合、トレーニングを通じてインプットの作業とアウトプットの作業の繰り返しと積み重ねが明治の追及する人間力の向上に繋がっていきます。


今年のスローガンである、「繋翔」はまさにこの明治大学体育会サッカー部の伝統を表しています。そして、伝統を繋ぐだけではなく、さらに超えて飛躍するという意味も込められています。



リーグ戦の前期、天皇杯、アミノバイタル杯が終わり、はっきり言って、満足のいく結果は得られていません。去年の結果と比較され、今年は勝って当たり前のプレッシャーを感じながらも、勝つ事の難しさ、負ける事の悔しさを痛感しています。


しかし、その中にも学びや成長の種は至る所にあります。残りの後期リーグ、インカレに生かして、更にその先に繋げていられるよう日々成長していきたいと思います。


そして、残りの期間を4年生から少しでも多くの事を吸収し、後輩に伝える自覚と責任を感じながら、サッカーを楽しみたいと思います。



次の3年生担当は、熱い闘志を胸に秘め攻守にわたってハードワークを惜しまないレフティー西矢健人です!

関西人らしからぬ独特のリズムを持つ彼のブログを楽しみにしていてください。




新型コロナウイルスの影響により、暗いニュースばかりですが、支えてくださっている方々や応援してくださっている皆様に少しでも明るいニュースが届けられるよう部員全員で日々、努力していきます。



残りのシーズン全力で戦い抜きましょう!



【過去のブログ】

「セルフマネジメント」2年 杉浦文哉

「一隅を上げることは三偶を上げる」1年 杉浦文哉