2020年10月16日金曜日

「表現力」3年 西矢健人

 




「表現力」

商学部3 西矢健人(大阪桐蔭高校)



こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただく、商学部3年の西矢健人です。



まずはじめに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療従事者をはじめとする私たちの生活を支えて下さっている方々に深く御礼申し上げます。

また関東大学サッカーリーグ戦などの開催にあたり、ご尽力頂いている学連、流通経済大学の皆様、本当にありがとうございます。


2020年も残すところ約2ヶ月となり、早くも明治大学での3年目も終わりに差し掛かろうとしています。

この約2年半の月日の中で、明治大学体育会サッカー部の積み上げてきた伝統や歴史、責任を感じ多くのことを学んできました。そのことについては、皆部員ブログで述べているので、私が率直に思うこと、伝えたいことを書いていきたいと思います。


「表現力」

この言葉を聞いて、皆さんはどのような印象を持つのでしょうか。自分の考えや思いなどを言葉や、例えば音楽などで表現する力で、私にとってはフィギュアスケートやダンスなどに特に馴染みがある言葉であり、表現力と言われてサッカーに繋がるような考え方は正直ありませんでした。


しかし、明治大学体育会サッカー部に入り自分の中で変化がありました。栗田監督は、日々の練習や試合で「自分を表現しろ」と仰います。表現とは、とても曖昧でこれといったものはないと思います。だからこそ自分の腹におとし、深く考え、追及していく中でたくさんの気付きがありました。


まず、表現力とはサッカーだけでなくスポーツ全体において、心技体よりも下にあるべきベースの部分であると私は思います。特にプロスポーツ選手は、ファンやサポーター、スポンサーなどの応援してくれる人がいてこそ存在する職業です。ただ、上手かったり強かったりするだけでは、お金を払う価値や魅力はあるのでしょうか。11人の選手の、勝つためにピッチで全力で戦う姿、ピッチ上での喜怒哀楽、最後まで諦めずに戦う姿、もしくは自分の生活の為に戦う姿、全てがその選手の表現です。


見ている人が魅了されるのも、この選手を獲得したいと思うのも、監督が試合に使おうと思うのも、全部その選手から何か溢れ出るモノ、自分を表現する力の影響は必ずあるはずです。


結論、フィジカル、テクニック、メンタル、これら以上に自分自身を表現する力は大切なことだと感じています。


フィジカル、テクニック、メンタルは、すぐには大きな変化は出ないと思います。しかし、自分を表現する力は自分の意識や意欲、内に秘める野望、夢、目標への本気度が高ければ必ず滲み出てくるはずです。


自分には、特筆すべき武器がないと思う人もいるかも知れません。けれども、「自分を誰よりも表現する」強い意志があれば、例え下手くそだとしても、体が小さくても、ピッチで1番の輝きを放てるかもしれません。ナンバーワンの能力がなくても、自分を表現する方法次第ではオンリーワンな武器になるかもしれません。


自分の表現力でピッチ上の仲間が少しでもプラスに何か勇気や熱量を感じ、見ている人の胸を熱くさせるような存在になっていきたいです。


それが結果として、明治の勝利、自分自身のチャンスや運命、夢を掴むことに繋がるように、これからも自分自身の表現力をさらに高めていきます。



次の3年生担当は、いつも笑顔を絶やさずにチームの為に動いてくれるマネージャーの野島風菜です!

選手とはまた違った目線からの彼女のブログも楽しみにしていてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


【過去の記事】

「目に見えない部分」1年 西矢健人

貪欲に何かを求め続けなければ、目標を達成することはできない」 2年 西矢健人

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