「乗り越えた先にしかない景色へ」4年 堀莉彩子
こんにちは!
今回、部員ブログを担当させていただきます政治経済学部経済学科4年マネージャーの堀莉彩子です。
2020年も残り約2ヶ月。
誰もが同じ思いを抱えているかと思いますが、理想と現実がかけ離れ続けた1年になっているなと感じています。
「ラストシーズン」
学生最後の1年にかける想いは選手と同じように、私自身とても強いものがありました。
マネージャーには4年生にならなければできないことが沢山あります。
語弊がある表現かも知れませんが、大事な仕事を行うのは全て4年生マネージャー。
例えばアミノバイタルカップ、総理大臣杯への帯同。主要大会のモチベーションビデオ作成など。
1〜3年生の間は自分で仕事を作り出さなければチームに直接的に関われる部分は少ないです。
自分が全くチームに関われないことが悔しくてこの3年間、私は必死に自分なりに出来ること考え探し出し行動してきました。
「チームのためになるなら嫌われてもいい」「やらない後悔よりやって後悔」
そんな言葉を胸に本当は弱気な自分を奮い立たせ続けていました。
今4年生の立場になって考えてみると、迷惑をかけてしまったな、先輩方を悩ませてしまっただろうなと反省することが本当に沢山あります、、、
それでも何も言わずに見守ってくれた先輩方、同期後輩のみんなにこの場をお借りして、ごめんなさいとありがとうございますを伝えさせてください。
でもこの期間の必死さ、悔しさがあったからこそ、4年生は絶対に「一番」の年にしたいと思っていたし、歴代の先輩方に負けないチームになれたらいいなと思って2月の始動に挑みました。
始まってみると、最上級生の立場には想像以上の重圧や責任があり、自分では一生懸命やっていることが空回りしてしまうことも増え、思うようにはいかない日々が続きました。
そうこうしているうちに、コロナウイルスの流行により公式戦の延期、活動休止、夏の総理大臣杯中止。
活動が再開し、沢山の方々のご尽力のおかげでリーグ戦は開幕されましたが、無観客での開催で帯同人数は限られ、マネージャー日記の作成もビデオの撮影も思うようにはいきません。
次々に襲ってくる辛い現実。
マネージャーにできることの少なさ、自分の無力さを改めて実感するとともに
なんで私たちの代だけ?と、頑張ってきた3年間が全て無駄に思えて絶望的な気持ちになり苦しく、自分の存在が申し訳ないと感じるようになりました。
そして何よりそんな自分が情けなくて、サッカー部を辞めたいと思うようになりました。
この時期に迷惑や心配をかけてしまった人たちには本当に申し訳なかったなと思います。
でも、沢山話を聞いてくれた人、向き合ってくれた人、信じて応援してくれた人がいてくれて今は前向きな気持ちで部活動に取り組めています。ありがとう。
正直、まだこの苦しみを乗り越え切れていない自分もいます。
ですが最近、すべては「自分次第」だと覚悟を持てるようになりました。
どんなに「良い経験」をしていたとしても、自分がその価値に気がつけずに経験を「ただの出来事」にしてしまう可能性もある。
良いことも悪いことも起きたこと全てに「意味」を見出せるかどうかは自分次第だと思います。
自分次第なんてよく聞くありがちな言葉ですが、その言葉の意味をこの9ヶ月間、様々な感情と向き合い、考え続けたことで痛感した気がします。
だとしたら、今年ずっと感じてきた苦しみ、3年分の悔しさを「良い経験」にできる可能性があるのではないか。
それはやはり自分次第で、そのためには結果を求めて努力し続けるしかない。優勝という結果を得るしかない。
最後の1日まで自分の可能性を最大限信じ、真っ直ぐに勇気を持って行動し続けなければいけないと思わされます。
選手が言わないのにマネージャーの立場でネガティブな発言はするべきではないのかもしれないし、選手の方がこの思いを沢山抱えていることはわかっているけれど、
正直私は全てのことが、例年通りにいかないことが、心の底から悔しいし悲しいです。
でもだからこそ、「乗り越えた先にしかない未来」がきっとあると思うし、「優勝」という最高の瞬間をみんなと一緒に味わえるまで、自分にできることを120%で頑張り続けたいと思っています。
チームの「日本一」のために、マネージャーのみんなのために、私にできることなんて本当はないのかもしれないけれど、それでも頑張っていれば、向き合い続けていれば何かが得られると信じたいです。
コロナウイルス流行という未曾有の事態を経験したからこそ見られる景色があると信じたいです。
そして、世の中には私たちと同じように熱意を持って部活動に励む学生が沢山いて、コロナウイルスの影響で目指していた目標が途絶えてしまったり、叶わなくなってしまった人も沢山いると思います。
もちろん部活動に限った話ではありません。諦めざるを得なくなってしまったこと、形を変えなければならなくなったこと、本当にコロナウイルスは私たちの日常を変えてしまいました。
前向きに考えることや理想を持ち続けることの難しさを知った今だからこそ、夢を追い求め努力する全ての人々の想いが報われることを私は強く願っています。
そして、そのための勇気や希望をどんな状況でも日本一を目指し続ける明治大学体育会サッカー部の選手たちから感じてもらえれば嬉しいです。その姿を伝えられるマネージャーでいられるよう、今後も努力を続けていきます。
最後になりますが、いつも支えてくださる皆さま、応援してくださる皆さまに改めてお礼を伝えさせてください。
本当にいつもありがとうございます。
次の4年生の部員ブログ担当は持井響太くんです!集中応援のときには持井カメラマンとして「デジっち」を一緒に作ってくれたり、オススメイジの司会もやってくれたり、そして私の相談に乗ってくれたりと、
ノリが良くて優しい持井くんに助けられたこと、私は沢山あります!いつもありがとう!
そんな持井くんの部員ブログを昨年読んだ際、言葉から伝わる熱さ、想いに心が動かされたのを今でも覚えています。
今年もきっと、素敵な文章を書いてくれるはず!と私自身もとっても楽しみにしています。
次の部員ブログもぜひご覧ください!
そして今日10月27日はTwitterでもご紹介していますが、キャプテン須貝くんのお誕生日です!昨年の結果を受け継ぐ難しさも重圧も、今までとは違う状況の苦しさも一番感じているのはきっと須貝くんだろうなと思います。それでも、活動休止期間にはみんなが前向きになれるようにと言葉をかけていたり、学生ミーティングを計画したりと、周りを見て全体をよく考えて行動を起こしていました。その姿に私はすごく影響を受けたし、須貝くんの優しさと強さは本当にすごいなと尊敬しています。努力が沢山花開く22歳になりますように!お誕生日おめでとう!
長いブログとなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。
今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。
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