2020年4月14日火曜日

「強い意志」 4年 須貝英大




「強い意志」商学部4年 須貝英大(浜松開誠館高校)



こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
明治大学体育会サッカー部主将の須貝英大です。

大学サッカーもラスト1年。
本当にあっという間で、たくさんのことを経験しました。
自分の今の思いを書いたので、長い文章ですが、ぜひ最後まで読んで頂きたいです。

新型コロナウイルスの影響で活動再開が無期延期、リーグ戦延期、天皇杯延期となかなか先が見えない中日々過ごしている。
練習や試合ができない、学校に行けない、外出できないなど不自由な生活で、普段通り生活できることがどれだけ幸せで充実しているか改めて感じる。
しかし、この時間を無駄にしてはいけない。今の自分を見つめ直し、トレーニングはもちろんのこと、いろいろなチャレンジをしている。
そして、感染を防ぐこと、自分や身近な人の命を守ること。
外出を控える、マスクをする、アルコール消毒をする、こまめに手洗い、うがいをするなど出来ることを徹底してやることが大事である。
他人ごとだと思わず、一人一人が自覚を持ち、自分のことだとしっかりと受け止め考え行動し、みんなで乗り越えましょう。
少しでも早く安心して幸せに過ごすことができる世界を取り戻していきましょう。
周りに影響されることなく、
「強い意志」
を持って行動する。

今シーズンは同期で話し合い、「繋翔(けいしょう)」をスローガンに掲げた。
このスローガンには「縦の繋がり、横の繋がりを大切にし、先輩方が作り上げてきたものを繋いでいく。そしてチーム全員が高みを目指して翔け上がり、昨年以上の結果を必ず出す。」という意味が込められている。
今年は全てのタイトルをとり大学サッカーを制する、J1クラブを倒すという目標がある。
今の明治があるのは、間違いなく先輩方が作り上げてきてくれたおかげである。
そのことを忘れず、更に明治を発展させていくために伝統をしっかりと引き継いで、強い明治を全員で体現していく。
「スキのないチーム」「強いチームの雰囲気」
昨年の結果からどこの大学も打倒明治で向かってくることは間違いない。
どれだけ1試合通して自分たちのサッカーができるか。
球際、切り替え、運動量をベースとした流動性のあるインテンシティの高いサッカーで圧倒する。
質の高い常にゴールから逆算したプレーをやり続ける。
結果が出た次の代は、結果が出ないとよく言われる。それは謙虚な気持ちを忘れてしまうから。自信を持つのはいいが、過信してはいけない。常に謙虚に、指先を自分たちに向けて明治の基準をやり続ける。
スキのないチームを作っていけば、必然的に強いチームの雰囲気も出てくるはず。勝負強いチームに。
その中でも同期とのコミュニケーションだけでなく、下級生とのコミュニケーションも大事にして先輩と後輩のカベがない繋がりのあるチームにしていく。
そして自分はこの3つを意識したい。
気づく、聞く、伝える。
広い視野を持って、周りの状況に気づくこと、一人一人の声を聞いて状況に応じて判断する、目的を明確にしてはっきりと伝える。
素直に受け止め、改善し、行動する。これを繰り返し行っていく。

プレーの面について、昨年はチームとして大満足といっていい程の結果が出たが、個人としてはなかなかチームの勝利に貢献できずに、悔しい気持ちがある。だからこそ今年に懸ける思いは強い。
サイドを制圧する。1対1で絶対に抜かれない、簡単にクロスを上げさせない、カバーリングの範囲を広げるなど相手に何もやらせない。そしてアシスト、得点と結果を出す。そのために寄せる距離、スピード感、シュート、クロス、ポジショニング、パスの強弱、ランニングのタイミングなどもっとプレーの質を上げていき、一つ一つのプレーをこだわる。特徴を存分に発揮し、チームを勝たせられる選手になる。

これから先サッカー選手になるにしても、就職するにしても能力が必要であるが、やはり人間性が高くなければ活躍できないと思う。
ただサッカーをすればいい、ただ仕事をすればいいではない。
組織に自分はどういう影響を与えることができるか、何を目標として工夫して取り組んで行くのかなど、日々チャレンジすることでやりがいを感じるし、組織の中で必要不可欠で良い方向に持っていける人こそ活躍できると思う。
主体性を持って発信し、行動する。
今年も必ず結果を出す。そのプレッシャーを自分にかける。
だからこそプレー面だけでなく、オフザピッチでも高い基準を示していかないといけない。
決してキャプテンだからやるということではない。
1人の選手として、自覚と責任感を持ってチームの雰囲気、状況を変えられる選手になりたいし、今年は特にこのような選手をチーム内で増やしていきたい。

明治はサッカー選手としても、人間としても成長できる。
選手、マネージャーがどんな立場であれ全力を尽くす。
その取り組みをしっかりと評価して、全力でぶつかってきてくれるスタッフの方々。
だからこそ強度の高い良い練習ができ、切磋琢磨できる。やる気のない選手などいない。
栗田監督によるミーティングや学生ミーティングで自分の考えをアウトプットし、全員の意識を統一する。ときには様々な分野の方がお話をしてくださり、多くの知識を学ぶ。
そういった作業をすることで考え方の幅も広がる。
本当に明治に入って良かったと思っている。
しかし、まだまだ成長できる、修正していかなければいけないところもたくさんある。
同期と協力しながら、現状に満足せずに常に上を目指し、日本一の取り組みを継続する。
明治に結果で恩返しをすることはもちろん、少しでも多くの試合を戦い、この仲間で喜びを分かち合いたい。感謝の気持ちを忘れずに、より全てを充実させる。一戦必勝。

インカレ優勝後のロッカールームの景色は絶対に忘れない。
選手のみんなもスタッフの方々も全てのタイトルを取った嬉し涙と、この仲間でサッカーすることが終わってしまった悲し涙とが混ざり合い、今まで感じたことのない、やり切った、後悔はないというスッキリとした雰囲気であった。
全大学の中で、どの大会も1番最後まで戦ったのだから。
もう一度あの雰囲気、優勝の喜びを味わいたい。
悔し涙ではなく、嬉し涙で。
必ず全てのタイトルを取るために、どんな時でもチーム一丸となって全力で突っ走っていきます。
繋いで翔け上がろう!
繋翔
常に謙虚な姿勢で
「強い意志」
を持って充実した1年に。

現在日本、世界全体が落ち込んでいる中、再開した時には少しでも元気と勇気、感動を与えられるように、サッカーを通して盛り上げていきたいと強く思う。
そして結果を出し続け、大学サッカーの価値を上げていく。

次の4年ブログ担当はマネージャーの青木彩耶です!
笑顔でしっかり者の彩耶に選手は支えられています。チームに欠かせない存在です。
ぜひ次回も読んで頂きたいです。

長い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
今年も明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。

【過去の記事】

「小学生の頃の思いから」 1年 須貝英大 
「自分の思い」 2年 須貝英大 
「やるべきこと」3年 須貝英大


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