2020年5月15日金曜日

「心を動かすもの」3年 稲見哲行




「心を動かすもの」
文学部3年 稲見哲行(矢板中央高校)


こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
文学部3年の稲見哲行です。

まずはじめに、新型コロナウイルスに対し最前線でご尽力されている医療従事者の方々、影響を受けながらも社会の為に貢献して下さっている全ての方々に深く御礼申し上げます。

自分の状況としましては、サッカー部の活動が停止してから、親と相談し栃木の実家に帰省して、人との接触を控え、自主練習を毎日行う日々を送っています。これからの未来について不安に感じることもありますが、自粛期間で感じたことを書いたのでご一読ください。


テレビを見れば新型コロナウイルスに関連したニュースが毎日報じられ、イベントが中止になったり、多くの会社が経営困難になったりと多大な影響が日本国内に限らず全世界に及んでいる。スポーツにおいても、大会が中止になったり、スポーツクラブの財政困難など多くの影響が出ている。
そんな中、この先問われるのはスポーツの価値だ。

自分は子供の頃からサッカー選手になるのが夢で、サッカー選手は社会においてスーパースターのような存在だと思っていた。もちろん自分はプロサッカー選手でもなんでもないし、偉いことは言えないのだが、最近になってどんな人がどんな形で社会に貢献しているのかわかってきた。
子供の頃にダサいと思っていたサラリーマンも今はとてもカッコよく見えるし、たくさんの人が輝いて見える。
他にもたくさん職業がある中で、自分がサッカー選手になってどう社会に貢献したいか、サッカーの価値、スポーツの価値について考えてみた。

自分の父親が在宅勤務になり、初めて身近で父親の仕事している姿を見た。母親は毎日美味しいご飯を作ってくれるし、自分は末っ子で二人の姉にたくさん優しくしてもらった。自分は家族をはじめ、たくさんの人に支えられて今まで生きてきた。そのような人たちに恩返ししたいと思い、自分はサッカーをしてきた。

このような、誰かに何かを与えたいという気持ちがまさに、スポーツの価値を考えるヒントになった。

自分のことをよく知らない人にまで何かを与えられるのがプロ。
自分がプロサッカー選手になって、どうしたいかがまさにそのことだと気づいた。

観ている人に何かを与えること。

何かとは、夢、感動、喜び、繋がりなど、まだ漠然としているが、自分がスポーツを見て感じてきたことだとわかっている。
それこそが自分がサッカーをしている意味、目的であり、プロサッカー選手になることはその為の手段や目標であるとわかった。
これまで国境や民族などの壁を越えて多くの人に愛されてきたスポーツには、大きな可能性がある。
スポーツにしか出来ないことを自分はサッカーを通して、更にはプロという注目される立場で、人の心を動かすことのできる人間を目指そうと、この期間を通じて決意することができた。


まとまりのない文章になってしまいましたが、今、自分が感じていることを書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次の三年生の部員ブログは、普段から部員をたくさんサポートしてくれているマネージャーの今村彩乃さんです。芯のある強い女性であると共に、いつも部員に笑顔で接してくれる優しい女性です。さぞ良い文章を書いてくれると思うのでぜひ注目して下さい(笑)。


【過去の部員ブログ】

「初心忘るべからず」1年 稲見哲行
「誰かの夢」2年 稲見哲行

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